アナリティクスでオーガニックからのランディングページを調べ、サイトを改善する方法

このサイトのように個人で細々と運営をしている場合、訪問者の流入経路は自然検索(オーガニック)とSNSがメインになる。

この2つの経路について、それぞれどのページに多くランディングしたかを知っておくと、記事のリライトや削除などを行う際の参考になる。

特に検索キーワードは、2013年後半からアナリティクスで取得することが徐々にできなくなり、現在はほとんどが「not provided」という表示になってしまっている。

ここ数年は、サーチコンソールで検索キーワードを確認するのが一般的だ。

一方、オーガニック流入がどのページにランディングしているかについては、アナリティクスのデフォルト設定からはわからない。

そこで、ひと手間かけて集計してみる。

方法は何通りかあるのだけれども、僕がもっともわかりやすいと思う方法について紹介してみる。ちなみにこの集計表は、実は結構お客さんウケが良かったりする。

オプトアウトだけは最低限しておく

この記事の主題とは少々話がずれるが、アナリティクスを利用するのであれば、自分の閲覧がアナリティクスに反映されないような手立てをしておくと良い。

接続環境が固定IPならフィルタで除外するのが良いのだが、多くの人は動的IP環境からのアクセスになるだろうから、ブラウザにアナリティクスの計測を拒否するアドオンをインストールするのが良いだろう。

以下のグーグル検索結果のリンクをたどって、オプトアウトアドオンをインストールすると良いだろう。

Google アナリティクス オプトアウト アドオン – Google 検索

ひとまずこれで、自分のアクセスがアナリティクスに計測されることは無くなる。

アナリティクスの設定

アナリティクスでオーガニックのランディングページを確認する方法として、デフォルトのレポートとマイレポートの二種類の方法を紹介する。

他のレポートにも同じように応用が効くので、たとえばSocialからのランディングページを確認する場合などにも使える。

チャネルのレポートにランディングページのタイトルを表示させる

左カラムメニューで、「集客」>「全てのトラフィック」>「チャネル」を選ぶ。

メインカラムの表で「Organic Search」をクリックすると、検索キーワードごとの集計表が表示される。

アクセスの殆どが「(not provided)」にまとめて表示されてしまう。

ここで、表の上にある「セカンダリディメンション」ボタンを押下して、キーワードに「タイトル」とタイプし、候補から「ページタイトル」を選択する。

そうすると、ページタイトルごとにわかれてランディング数を確認することができる。

マイレポートに登録する場合

マイレポートに登録する場合はもう少し簡単だ。

左カラムメニューで、「カスタム」>「マイレポート一覧」を選ぶ。

「作成」ボタンを押下して、マイレポートを作成。

新しく作成したマイレポートで、「+ウィジェットを追加」をクリックする。

この画像のように、「標準:表形式、ページタイトル、オーガニック検索」と指定すれば良い。

分析

より具体的に、どのキーワードでどのページにランディングしているかを知るためには、サーチコンソールの検索クエリを一つ一つ実地で検索してみる方法以外には無い。

ただ、上記の方法で検索流入の多いページが特定できて、サーチコンソールでクリック数の多いキーワードがわかれば、キーワードとランディングページの関係はかなり正確に類推ができる。

あとは、これらのデータに基づいて、改善をして行けば良い。

例えば、

  • 他の検索キーワードに比べてクリック率(CTR)が低い場合はタイトルや概要を修正する。
  • ページ滞在時間が短い場合は、ファーストビューの内容を見直したり、画像を多くしたり、記事の構成を変更する。
  • 直帰率が高ければ、関連記事を作成して記事内にブログカードなどのわかりやすい形式でナビゲーションを置く。

といったような具合だ。

また、オーガニックからほとんどランディングしていないページやPVが無いページについては、

  • 完全にリライトする、または、
  • 削除してしまうという荒業

も結構効果があったりする。

そういったページは、Googleからは価値のないページとして見られているので、サイトの価値を下げてしまっている可能性があるからだ。

このサイトについては、あと半年ぐらいは「分析する時間が有るなら記事を書け!」というステージなので、こういった事は今の段階ではどうでも良いことなのだけれども・・・(笑)。

とてもベタで地道な方法だけれども、実体験として今まで運営したりお手伝いしてきた全てのサイトで、古くはパンダもペンギンも、最近では4月の大型変動も、影響を受けるどころか順位を上げたりするぐらいの堅調な推移をしているので、このやり方でたぶん間違っていないと思う。

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